インドは知的産業のアウトソース先として、ソフトウェアの開発が有名であるが、コールセンターにみられるような、サービス部門の代行産業も急成長ぶりを示している。

 インドは英語が公用語であること、知的人材のコストが安いこと、そしてインターネットのインフラがよくなったことで可能になった新しいビジネスである。

 インドの庭園都市として名高いバンガロールを州都とするカルナターカ州の西部にあるマニパル市の中規模のコールセンターを訪問してみた。

 顧客の9割は米国企業。おもな営業時間は夕方6時半過ぎである。24時間営業だが、夜間のほうが圧倒的に忙しい。

 インドでありながら、飛び交う英語はインドのなまりのない、米国の英語。なぜなら、2か月間かけて、米国英語と現地の一般常識などを徹底して教え込むからだ。

 ここでは、米国企業の総務部の仕事や旅行代理店のセールスデスクなど付加価値の高いサービスもオファーする。

 総務の代行では米国の弁護士と労使問題処理のやりとりまで含まれる。まさに、国境なきアウトソーシングビジネスだ。(バンガロール発:アコードインターナショナル 原 真)