昨年10月24日から始まった携帯電話番号ポータビリティ(MNP)。3か月が経過した今年1月末、電気通信事業者協会から転入・転出数が発表された。

 ソフトバンクはMNP開始直後の最初の週末にシステム障害が発生し、転出を遅らせる作戦ではないかというような憶測が流れた。広告に関しても、料金プランで「¥0」を強調しすぎたために公正取引委員会の目に止まるなど、出だしはつまずきの連続だったが、売り場は盛況だった。

 3か月が過ぎた時点で様子をうかがってみると、売り場での消費者の注目度がそのまま反映されたように、16万4000件もの純増を記録したという。

 MNPスタート当時、量販店の店員は、「キャリア間での壁がなくなったことで、今までは店員にすすめられるままに携帯を選んでいた消費者が、自分から積極的にプランについて質問してくるようになった」と話していた。

 ソフトバンクは昨年、ドコモとauに対抗した「ブループラン」「オレンジプラン」や今年に入っても「ホワイトプラン」を発表するなど、積極的に消費者に訴えかけている。また、20色ものバリエーションをそろえた「812SH」を発売するなど、話題は尽きない。

 しょっぱなは非難を浴びることが多かったソフトバンクだが、シェアが固まりかけていた携帯電話業界に自由競争の扉を開いたのは、大きな功績といっていいだろう。