▼本紙恒例のカラーページプリンタメーカーの座談会を開催した。今年の参加者は、エプソン販売、カシオ計算機、富士ゼロックスプリンティングシステムズ、リコーの4社だった。昨年と比べると、キヤノンマーケティング、沖データの名前がなく、カシオ計算機が初参加ということになる。メーカー横断の座談会だから、どこまで本音をしゃべっていいものやら、参加者の判断は難しいだろうが、かなり本音に近い発言がなされていたといってよいだろう。

▼昨年の業界全体の傾向としては、カラーは思ったほど伸びず、モノクロが予想以上に健闘した、ということになる。ランニングコストの高いカラープリントに対しては、ユーザーは相変わらず厳しい目で見ており、一般オフィスにおけるモノクロからカラーへの置き換えは、難航している。

▼そうしたなかで、各社とも、Windows Vistaの登場、来年度から施行される日本版SOX法に期待しているが、「今年は端境期で、大きな受注には結びつかないだろう」という見方は各社共通だった。日本版SOX法というのは、重要書類は紙で保存しよう、という側面をもつ法律である。プリンタ業界にとっては、大きな追い風の材料になるが、一方でセキュリティ対策が極めて重要になる。誰が、いつ、どのデータを打ち出したのか、などのログ管理は必須機能になる。セキュリティに対するユーザーの関心は非常に高まっている、というのもメーカー各社の共通認識だった。