台湾では日本を上回る少子化が社会問題となっている。出生率は2005年で1.12だ。教育現場では生徒や学生数が年々減り続ける。教員免許を取ったとしても、実際の採用率は応募に対してわずか10分の1という厳しさである。

 この結果、予備校や学習塾を自ら始める流浪教師も多いが、これらも競争が激しく、そう簡単ではない。進学塾の場合は合格率の競い合いが激しい。

 生徒や学生を集めるには苦労しているのだが、最近は、eラーニングを導入して、差別化を図る試みも見られる。

 台湾の高雄にある、智冠文教機構のオーナーの王氏は、自らも教鞭を取るが、eラーニングの取り組みに熱心である。Starboard、電子白板システムと自らのチームが作成したデジタルコンテンツが特長となって、現地の学生たちの評判となっている。

 Starboardは日本の日立ソフトのもの。コンテンツはフラッシュを多用して、インタラクティブでしかも、説得力のある出来となっている。

 王氏は、このコンテンツとStarboardの組み合わせをフランチャイズ化し、他の予備校に販売していく計画を持つ。ビジネスに対しても大変野心的である。(台北発)