立ち話

レノボ クリス・ケリー アジア太平洋地域担当 製品事業部ディレクター

2008/02/04 19:47

週刊BCN 2008年02月04日vol.1221掲載

 1月下旬、「Think Station」のブランド名でワークステーション(WS)市場に参入したレノボ・ジャパン。まずは、WS市場のトップ2である日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とデルに次ぐ3番手の地位を目指す。

 来日したクリス・ケリー・アジア太平洋地域担当製品事業部ディレクターは、「『Think Station』はIBMから譲り受けたモデルではない。レノボによるレノボのための商品」と独自性を強調。IBMの既存資産ではないと熱弁をふるう。

 レノボはHP、デル、エイサーに次ぐ世界第4位のPCメーカー。世界でみれば、日本勢は足元にもおよばない。とはいえ、「Think」ブランドは根付いているものの、設立から3年経った今でも、レノボの社名が日本で広く浸透したとは言い難い。

 レノボは、今年の北京オリンピックでスポンサーを務める。聖火トーチはレノボがデザインした。例年以上にプロモーション費用を投じる計画だ。WSでは、「Think」ブランドを活用するものの、レノボオリジナルを強調した宣伝活動を推進。社名を浸透させるための一大PR活動をスタートさせる。
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