SAPジャパンは、2010年戦略記者発表会で、中堅・中小企業(SME)向けビジネスの拡大を目指す方針を明らかにした。その具体策として挙げられたのは、専任の営業部隊・内勤営業の増強や「PartnerEdge Program」を通じたチャネルパートナー販売の強化をはじめ、ビジネスインテリジェンス(BI)製品「BusinessObjects」のEdgeシリーズのリリース、月額料金のライセンスモデルなどだ。

 肝心なのは、SME市場のIT投資意欲がどうかということ。2010年の動向について、ギャレット・イルグ社長は、「これまでは、過大に保守的だった面があったが、昨年11月以降、回復傾向にある。ユーザー企業から前向きな姿勢がみられるようになってきた」と話す。

 日本での総売り上げに占めるSMEの割合は、徐々に増えつつあるという。現在2割程度だが、3割にまで拡大させる意向で、「予想以上のペースで伸びている」と期待が大きいことを示した。(信澤健太)