2011年、中国のA3複合機市場が、日本市場と同規模の50万台に達しました。2012年には、日本の57万台に対して中国は68万台になるという予測です。中国市場の成長には改めて驚かされます。
その成長を自社のビジネス拡大につなげようと、富士ゼロックスは、中国向けA3モノクロ複合機の開発のために「中国オフィス」を設置しました。2013年までに、3機種の中国向けA3モノクロ複合機を市場に投入する予定です。同社は中国・上海で記者会見を開き、坂本保取締役専務執行役員が「2013年に15%のシェアを獲得し、中国でトップグループ入りを果たす」とアピール。中国市場での意気込みが伝わってきました。
ただし、現在、中国A3モノクロ複合機市場での同社のシェアは8~9%。中国向けの製品を出したからといって、すぐに売れるとは限りません。しかも、目標のシェアは現状の1.5倍以上です。2年間で、果たして達成することはできるのでしょうか。もちろん、製品の開発力だけを強化するわけではありません。中国市場で確実にシェアを上げるための取り組みを進めます。それを記事にまとめました。(佐相彰彦)
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富士ゼロックス、開発力強化で中国モノクロ複合機ビジネスを拡大、売上高1000億円へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.4.23」より