▼4月1日はエイプリルフール。どこで・いつ・何を目的に始まったかは不明だが、洒脱な嘘で人を楽しませるイベントとしてすっかり定着した。日本では、新年度がスタートする日と重なるので、それどころではない人が多いと思うが、世界では一大イベントになっている。

▼インターネットで情報を簡単に発信できるようになり、日本でもこの日を楽しむ雰囲気が徐々に広まってきた。数年前、ITの上場会社が、SaaS(Software as a Service)を「Shacho(社長) as a Service」と名称を変えて、「社長を従量課金制で貸し出します!」という偽りの新サービスを発表。業界人を笑わせたことがある。広報いわく「会社の明るい雰囲気を伝えることができた」。

▼真面目な日本人にとって、嘘をついて人を驚かせ楽しませることは、罪悪感が先に立って、抵抗があるかもしれない。ただ、心理学の世界では、コミュニケーションを円滑にする潤滑油として、嘘は効果があるという研究結果があるとか。

▼新しい年度の始まりで、何かとバタバタして余裕がなくなるが、肩に力が入っている新入社員などをリラックスさせるために、楽しい嘘を真剣についてみてはどうだろうか。(鈎)