日系ITベンダーの中国ビジネスは、一進一退の膠着状態が続いています。「尖閣」や「靖国」に端を発する問題で、日中関係が常に緊張し続けていることがビジネスを一段とやりにくくしているのは事実ですが、それでもビジネスで最も大切なのは変化に適応する能力です。

 あるSIer幹部は、「もはや緊張状態が日常風景になってきた」と半ばあきれ顔で話していました。しかし中国も、すべての日系企業を追い出すほど、器の小さい国ではありません。

 2012年の中国情報サービス市場は2兆5000億元(約40兆円)と、日本の約2倍。前年度から28.5%伸びています。緊張関係が続いてもビジネスを伸ばすことができる構図をつくりだせば、日系ITベンダーの中国ビジネスは新しいフェーズにシフトします。(安藤章司)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.4.25」より