中堅・中小企業(SMB)は、大手企業に比べてIT化の予算が取りづらいうえに、情報システム担当者など、社内にITに強い人材を抱えていないところが多く、IT化が遅れています。
一方で、IT企業にシステムの構築を依頼するときには、要件定義書(RD)や提案依頼書(RFP)などの仕様書が必須になるケースがほとんど。SMBには、仕様書の策定が高い壁となって立ちはだかります。仕様書策定サービスを提供しているIT企業もありますが、それにもコストがかかります。
たとえこの壁を越え、仕様書を策定してシステムを構築できても、後々になってほとんど使わない機能が出てきたり、足りない機能がみつかったりして、改修を迫られることもあります。その際には再び仕様書を策定せねばならず、追加のコストもかかります。まさに、泣きっ面に蜂です。
子育て支援事業を展開するAsMamaも、かつてシステム構築を検討していたとき、仕様書が厚い壁になっていました。しかし、「納入のない受託開発」を手がけるソニックガーデンと出会ったことでこの悩みを解決。仕様書なしでシステムを構築することができました。(真鍋武)
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<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>子育て支援のシステムを構築 「仕様書不要」でスタートアップ企業が容易に導入メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.8.2」より