IT業界には、聞き慣れない横文字や、わかりにくい略語がたくさんあります。例えば、「クラウド」。『週刊BCN』の読者の方々には改めて説明する必要はないのですが、地方に取材に行くと、「クラウドがどんなものなのか、理解できていないユーザー企業の経営者が多い」というITベンダーの声をよく耳にします。

 確かに、ひと口にクラウドといっても、そのなかには「SaaS」「PaaS」「IaaS」などの種類があって、ユーザーが理解するのは容易ではありません。さらに、「ビッグデータ」「データサイエンティスト」のように、明確な定義が定まっていないまま、言葉だけが一人歩きしているものもあります。わかりづらいIT用語を多用して提案すれば、ユーザー企業がうんざりしてしまって、案件の獲得が遠ざかってしまうこともあるでしょう。

 記事では、ITに疎いユーザー企業の担当者に対して、わかりやすさに焦点をあてて提案した結果、好成績を収めた事例を紹介しています。近年は、ITの売り込み先として、従来の情報システム部門に加えて、マーケティング部門が注目されています。ITの専門家ではないマーケティング担当者を攻略するためには、わかりやすい提案に専念することが近道になるはずです。(真鍋武)

【記事はこちら】
“素人”のひたむきさが、わかりやすさを生みだす
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.8.9」より