クレジットカード情報に絡む個人情報の流出が後を絶ちません。最近の事故だけでも、海外向けモバイルWi-Fi貸出し会社が14万6701件、某巨大掲示板の閲覧サービス会社が3万7000件を流出。情報には、カード番号や氏名、住所など個人情報一式が含まれています。
ユーザーにしてみれば、カード番号は何とか変更したとしても、氏名や住所はおいそれとは変えられません。モバイルWi-Fi貸出し会社はカードのセキュリティコード、掲示板閲覧サービス会社はパスワードまで流出させている始末です。
個人情報の流出がまるで毎月のように起きている状況をみると、もはやクレジットカードの番号やパスワード、氏名、住所はさほど重要な情報ではないという錯覚に陥ってしまうほど。「しょせんはひとごと。自分が被害に遭うわけではない」と、事業者自身がどこかであぐらをかいてはいないでしょうか。
ネットでさまざまなサービスを享受できるのは、現代人の幸福ではありますが、肝心のサービス提供者側の意識が低いままでは元も子もありません。ITベンダーの技術力もさることながら、「ひとごと」にならぬよう、ユーザーとベンダーが一体となって情報セキュリティ体制をいま一度見直してもらいたいものです。(安藤章司)
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