中国での対日オフショアソフト開発は、人件費の高騰や人民元高によって岐路に立たされています。それでも、「今後、中国オフショアが減る」とみるSIer幹部は、実はそれほど多くありません。その理由は、中国の国土が広大で、ソフト開発に欠かせないIT系の高等教育機関が全国規模で充実し、人材が豊富だからです。
NTTデータは、これまで沿岸部中心だった開発拠点を、ここ1年ほどで内陸部の長春や西安、重慶へと次々に分散し、ITホールディングスグループのTISも、主力開発拠点が北京から西安へと移りつつあります。
9月26日に都内で開催された「日中サービスアウトソーシング企業懇談会」に参加した中国の情報サービス関係者のなかには、中国の西端、新疆ウイグル自治区のITベンダー幹部らの姿がありました。
西安や成都でも十分に西方の印象なのですが、IT産業振興の最前線は、いまや新疆ウイグル自治区まで広がりつつあるようです。(安藤章司)
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「日中サービスアウトソーシング企業懇談会」を開催、ITサービス振興で活発な意見交換メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.10.2」より