中小企業でモバイル活用がなかなか進まない理由の一つに、組織内での利害関係の対立があります。
第一線で戦い、売上目標を達成しなければならない営業部門は、「外出先から社内システムにつながり、どこでも仕事ができるツールがほしい」と要求する。それを受けて、管理部門は「モバイル端末は導入費が高く、管理が必要」と懸念を表明する。そして、企業をサイバー攻撃から守るセキュリティ担当は、「モバイル端末を入れるのなら、セキュリティの導入が必須」と訴えて、安全を譲らない――。
同じ企業でも、部署や担当領域によって、モバイル端末の活用に対する見方はさまざまです。仮に熱い議論を経て導入にこぎ着けても、セキュリティ重視でサイトアクセスが制限されたり、煩わしいパスワード入力が必要になったりして、使う人の利便性が下がります。せっかく入れたのに使いにくい――こんなセキュリティと利便性のギャップを、どう埋めるのか。ITベンダーは、これを両立するツールの展開に力を入れています。
電設工具メーカーのマーベルは、iPadをオフコンにつないで画面を共有するリモートデスクトップソフトウェアの採用を決めました。情報システム室の和泉雅博室長は、iPadの導入が決まり、セキュリティと利便性の両立について、決断を迫られました。記事では、リモートデスクトップソフトウェアの導入に至るプロセスと、その効果を紹介しています。(ゼンフ ミシャ)
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<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>オフコンをiPadに連携 値引き交渉で導入にこぎ着けるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.10.9」より