今日のひとことWeb版

土俵を拡げる

2013/12/27 15:26

 2013年の終わりが近づいてきました。本日で仕事納めの方が多いことでしょう。読者の皆さまにとって、2013年はどんな年でしたか?

 日本全体でいえば、アベノミクス効果や東京五輪の誘致成功などで、好景気ムードに沸いた年だったと思います。IT業界でも、今年は好景気につながる要因がいくつもありました。社会保障・税番号制度の導入や、Windows XPマイグレーション、消費税改正対応などの需要が旺盛で、ITベンダーの業績を押し上げています。年末に取材したITベンダートップの多くは、「ユーザーのIT投資意欲は高まっている。この勢いは2014年も続きそうだ」と明るい見通しを語ってくれました。

 一方、『週刊BCN』は、「東アジアに土俵を拡げる」をスローガンに、国内はもちろんのこと、日系ITベンダーの海外ビジネスについても精力的に取材してきました。中国では、上海や北京などの主要都市だけでなく、日系ITベンダーがほとんど進出していない東北部の地方都市などに赴き、現地のIT産業の実際を取材しました。さらに、シンガポールやタイ、マレーシア、ベトナムなど、ITベンダーの進出が盛んな東南アジアにも取材領域を拡大しています。

 2014年、『週刊BCN』は、中国・上海に支局を開設し、東南アジアでは、ASEAN10か国すべてを取材します。皆さまのビジネスに役立つ有益な情報をお届けするよう努めてまいりますので、来年も『週刊BCN』をよろしくお願いいたします。(真鍋武)

【記事はこちら】
<年末総括特集>2013年総決算 IT業界のトピックスを整理して新年を迎える
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.12.27」より
  • 1

関連記事

いざ、ASEANへの挑戦 日系ITベンダー、複数の国で基盤固め

<中国のIT地方都市を歩く>♯5 遼寧省 瀋陽・丹東、吉林省 長春・延辺 コスト・人材・市場に強みをもつ中国東北部 対日オフショア開発の新たな受け皿を形成

Rising “San”――from San Francisco to San Jose シリコンバレーは死なず 起業バブルの到来と現地日本人の視点