上海の地下鉄駅構内で、「blinq」という小規模ブースに人だかりができているのを見かけた。近づいてみると、そこにいた中国人が、自前のスマートフォン画面をブース担当者に見せて、牛乳パックを受け取っていた。一体どういう仕組みなのだろう。

 実はこれ、中国で流行りの企業の新たなマーケティング施策。Blinqを運営する繽語電子商務(上海)は、小規模ブースを通じて顧客企業のプロモーションを行い、協力してくれた一般人に飲料などの商品を無料でプレゼントする。私が見かけたのは、スマートフォンゲーム会社のプロモーションだった。Blinqブースでゲームに登録し、一定時間プレイした後で牛乳2パックをもらえる仕組みだ。

 2012年に上海の地下鉄駅構内で運営を開始したBlinqは、広州や杭州のほか、米サンフランシスコにも進出。ブース設置個所は70を超えた。無料でプレゼントを入手できるとあって、ユーザーのリピート率は70%に及んでいるという。

上海の地下鉄駅構内でみかけたBlinqのブース