「雲栖大会」で奇妙な光景を目にした。自動販売機に行列ができていたのだ。2万人が参加する大規模イベントなので、確かに会場は人でごった返していたのだが、これまで私は同様のイベントで自動販売機の行列は見たことがない。一体、どういうことなのだろう。

 実はこの自動販売機「友宝(UBOX)」は、アリババグループのオンライン決済サービス「支付宝(Alipay)」に対応。このイベントでは、「支付宝」で決済する利用者に対して、0.01元で飲料を販売するキャンペーンを行っていたのだ。店舗で購入するより格安で飲料を手に入れられるとあって、行列ができていたわけだ。

 ちなみに、「友宝」は主に企業や教育機関向けに自動販売機を提供しており、「支付宝」のほか、「微信支付(WeChat Payment)」での決済にも対応。現在の設置状況は、中国国内で約5000台。商品の販売データはすべて蓄積・分析し、設置場所ごとの商品の選定や配置に反映させている。

会場に設置されていた自動販売機「友宝」は、もちろん「支付宝」対応