駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>これで楽に駐車できる

2016/01/14 19:46

週刊BCN 2016年01月11日vol.1611掲載

 上海市民待望のスマートフォンアプリが登場した。駐車場検索アプリだ。上海の市街地は、乗用車が溢れていて、駐車場を探すことが難しい。中国メディアによると、上海市内の自動車保有量は320万台。しかし、昼間の駐車場の供給量は52%、夜間は19%不足しているという。駐車場を探すことができず、路上に違法駐車するドライバーも多い。駐車場不足は、いまや社会問題なのだ。

 とはいえ、市街地では空きスペースの確保が難しく、駐車場の数自体を大規模に増やすことも簡単ではない。そこで、この状況を少しでも緩和しようと、上海市交通委員会が開発したアプリが「上海停車」だ。市内の駐車場の位置や営業時間、料金を把握することが可能。近いうちに、リアルタイムの駐車状況の確認機能も搭載する予定だ。ある中国人は、「いつも利用している駐車場の利用料金は1時間あたり10元だったが、このアプリを通して5元のところをみつけることができた」と満足げに語っていた。

地図上で目的地近辺の駐車場が検索できる
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