今日のひとことWeb版

先駆者に学ぶ

2016/06/17 15:26

 中国のIT市場は、日本以上に変化のスピードが早く、Eコマースやモバイルインターネットなどの領域は急速に発展しています。こうした動きを俊敏に捉え、自社の事業戦略に取り込むためには、日頃から市場を深く洞察する姿勢が求められます。

 しかし、日系IT企業にとって、このことは簡単ではありません。その理由の一つが、経営トップである総経理を3~5年のスパンで交代させる企業が多いことです。前任者が時間をかけて得た人脈やノウハウを短期間で引き継ぐことは難しいですし、とくに日本人が新任の総経理に就任する場合は、日本との文化や商慣習の違いがネックとなってしまいます。

 新しい取り組みを起こそうとしても、現場のことを熟知していなければ、それが本当に正しい選択なのか判断することができません。

 ただし、なかには長期間にわたって中国ビジネスの実績を積み上げてきた先駆者もいます。現地に精通した彼らは、現状をどのように捉え、将来に向けてどのような事業展開を図ろうとしているのでしょうか。約20年間の中国ビジネス歴をもつ2人のキーマンに率直な意見をうかがいました。(上海支局 真鍋 武)

【記事はこちら】
現地キーマンが語る 生き残りのコツ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.6.17」より
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