同じ中華圏といっても、中国本土と香港では、かなり環境が異なります。例えば、中国本土では、政府のネット検閲システム「金盾」によって、一般回線ではFacebookやTwitter、Googleなどを利用することができませんが、通信の自由が保障されている香港では、こうしたサービスを自由に使えます。

 ICTビジネスの環境についても、両者の違いは顕著です。中国本土では、通信ライセンスなどの規制が厳しくて、外資が参入できる領域が限られているうえに、政府が国産製品の導入を推進していることもあって、外資は単独で地場市場を開拓しにくい状況が続いています。チャンスは限られているのです。

 一方、香港はフェアな市場です。本土のような国産製品の推奨はありませんし、外資が単独で通信サービスを展開することも可能。企業がもっている本来の実力で競争することができるのです。

 NTTコミュニケーションズは、香港で急成長を遂げている外資系ICT企業の1社。香港子会社の野本正樹氏は、自社のデータセンターについて、「シェアNo.1」と自信をみせています。(上海支局 真鍋武)

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NTT Com 香港データセンターが好調 アジアのハブとして需要旺盛
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.7.22」より