ERPもクラウド化が進み、市場が新たなフェーズに突入しつつあります。クラウド時代に合わせて製品をつくりなおし、ERPの新しい価値を浸透させようと市場を牽引するのは依然として大手の外資系ベンダーですが、実は国産ベンダーも負けじと果敢にチャレンジしています。
富士通と富士通マーケティングは、自社製ERPパッケージのモダナイズを進め、今秋、新製品を世に出しました。担当者が「グローバル大手ベンダーのERPに負けない製品として自信をもってお客様に提案できる」と胸を張るこの製品が、市場にどう受け止められるのか、大いに注目したいところです。
富士通以外にも、国産ERPベンダーは既存製品のモダナイズに積極的に取り組んでいます。市場の勢力図が近く変化する可能性もありそうです。(本多和幸)
【記事はこちら】
富士通と富士通マーケティング GLOVIAの新シリーズをリリース「グローバルベンダーに負けないERP」 メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.12.15」より