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▼旅行会社の窓口でホテルを手配する。インターネットの普及前は、それが一般的だった。ある旅行でのこと。たまたま現地でホテルの宿泊料金がわかり、旅行会社の手数料が上乗せされていることに気づく。ホテルに連絡して予約すべきだったが、当時は調べるのが面倒だった。

▼手軽なネット予約が登場してからは、旅行会社の窓口を利用していない。飛行機と宿泊がセットの格安ツアーなら、宿泊料金が浮くほどの価格設定が多い。検索で初めて知った旅行会社でも、安さ優先で疑うことなく使っている。

▼ネット予約専門の旅行会社が倒産し、大騒ぎになった。旅行の期間中でもホテルや飛行機がキャンセルされたという。ワンストップで予約できる利便性は、旅行会社の倒産時には逆方向へと機能したということか。情報連携のためのAPIを提供する側のホテルや航空会社にとっては、賢明なリスク対応といえよう。

▼企業内においても、APIがシステム連携で活用されるようになった。情報活用の高度化が進むにつれて、API化の傾向は間違いなく強くなっていく。利便性が向上するのはいいが、有事の対応を忘れてはいけない。(風)