日本と比べ、人材の流動が激しい中国。これまでよりも待遇が良くなるとわかれば、すぐ他社に転職してしまう人材は少なくありません。このことは、日系ITベンダーもまた然り。とくに近年では、中国国内の人件費の高騰や地場企業の成長に伴い、インターネット企業などへの人材流出が増加しています。多くの日系ITベンダーにとって安定した人材確保は、経営上のひとつの重要な課題なのです。

 そんな中国だけに、同じ会社で10年以上働き続ける人材はまれ。例えば、王怡雯さんは、新卒で入社した徳碩管理咨詢でのキャリアが今年で11年目を迎えました。入社後すぐに「挫折を味わった」といいますが、いまでは同社のキャリア形成の象徴となっているとのこと。同じ会社で働き続けるわけを聞きました。(上海支局 真鍋武)