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▼北米大陸を横断した皆既日食。8月21日のことである。世紀の天体ショーとともに、肉眼で眺める米大統領の姿も話題となった。どんなときでもネタを提供する才能には、頭が下がる。

▼日食の発生時期は、地球や月の軌道から計算できる。小惑星が地球や月に衝突するようなことがない限り、計算結果は確実だ。少なくとも私たちが生きている間は、スケジュール通りに日食がやってくる。スケジュールが正確なら、ビジネスも手がけやすい。

▼多くの企業は、基幹システムを5年周期で刷新してきた。それを見越してなのか、IBMは1990年以降、ほぼ5年周期で汎用機の新型をリリースするとともに、ブランド名を変えている。企業の情報システム刷新5年周期説の裏付けにもなっていた。サイクル通りなら、次は2020年となるが、IBMは今年、最新の汎用機を発表した。新規顧客が見込める市場の変化を見据えたのだろうが、サイクル変更の影響を心配してしまう。

▼日本で次に皆既日食が見られるのは、2035年9月だという。ずいぶんと先の話ゆえ、世紀の天体ショーというイメージがわかない。天体は忘れた頃にやってくる。(風)