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長い演説終え意気揚々

2017/10/20 10:00



 中国・北京が、開催中の共産党大会一色のムードに包まれています。党規約の改定や新たな中央委員の選出、今後の国の方針を決める5年に一度のビッグイベントなだけに、海外メディアの注目も高く、今大会には中国国内外から約3000人の記者が参加。BCN上海支局も、IT専門メディアながら初めて現地取材に乗り出しました。

 初日の開幕式では、習近平総書記が3時間半もの長時間にわたって、過去5年間の振り返りや今後の方針について演説。中国が「新時代」に突入したと繰り返し強調し、建国100周年を迎える21世紀半ばまでの長期的な目標を新たに打ち出しました。

 演説前は表情が硬かった習氏でしたが、報告を終えて拍手喝采のもと席に戻った後は、意気揚々とした表情に。両脇に座る胡錦濤・前総書記、江沢民・元総書記に自ら進んで手を差し出し、握手して言葉を交わすなど、自信と余裕ある態度を示して、権威の高まりを印象づけました。(上海支局 真鍋武)
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