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▼近所の畑でいただいたブドウの枝。バケツに水を入れて何日か待ち、真っ白な根が伸びたところで地面に植えた。挿し木は、元祖クローン技術といわれる。根づいた枝は、親木の知らないところで、ブドウの木としての役割を果たしていく。

▼ソフトウェアロボットとして人の代わりにコンピュータの操作を担うRPAが、小さなバブル状態にある。働き方改革への対応や人材不足の解消を期待する企業が増えているためだ。なかでも経営層のウケがいい。RPAバブルでウハウハなのはコンサルタントという声を聞くたびに、経営層に響きやすいソリューションなんだと実感している。

▼RPAには単純作業の自動化をイメージすることが多いからか、社長向けをアピールするケースはみかけない。社長なら「自分がもう一人いれば」と思うほど忙しいことも多いはず。社長のクローンとして働いてくれるなら、人件費の観点から最も費用対効果が高い。障害は、社長のプライドくらいではないか。

▼ブドウの枝は順調に成長し、2年目にして小さな実をつけた。今年は3年目。親木以上の働きを期待し、春の訪れを待っている。(風)