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働き方改革をイノベーションにつなげる

 イノベーションは知的生産の究極の姿――。内田洋行の平山信彦・知的生産性研究所所長が著した本書は、イノベーションを起こしてビジネスを変革させることが「働き方改革」の本質だと指摘している。

 「働き方改革」は、長時間残業をなくす「時短」が当面の目標となる。就労人口が減り続けるなか、まずは子育て/介護世代や、“滅私奉公”の文化がない外国人に働き続けてもらうための重要な施策でもある。ただ、時短だけ達成しても、業績向上にはなかなか結びつかない。

 そこで、「毎日12時間働いていたのを8時間以内におさめる」考え方から、もう一歩進んで「12時間を6時間に半減させ、生み出した2時間をイノベーションを生む活動に充てて業績を伸ばす」。このためには、具体的にどうしたらいいのかを働き手、経営者のそれぞれの視点で分析。知的生産性研究所の研究者としての長年の知見をもとにわかりやすく解説している。(寶)
 
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『チェンジ・ワーキング
~イノベーションを生み出す組織をつくる』
平山信彦 著
翔泳社 刊(1800円+税)