▼季節の変わりめか、ストレスか。腹痛で目が覚め、改善しないまま夜まで調子が悪い。自宅の薬箱を探して、それらしい薬を飲んだが、まったく効きめがない。

▼医者を勧められるが、痛む場所が場所だけに、胃カメラなんて事態を想像してしまう。健康診断の胃カメラで思い出すのは、死を覚悟するほどの苦痛。古い機器なのではと疑うほど、簡単には自分の体に入ってくれない。最新の機器なら苦しくないのだろうか。

▼企業や個人が使用するモノにおいて、所有から利用へという変化を意味するサービス化が進んでいる。IoTによって利用した分のデータを取得しやすくなり、サービス化を実現しやすくなった。利用した分のみを支払えばよく、初期導入費用を抑えることができる。使用頻度が高いとコストも高くなるが、常に最新のモノを利用できることのメリットは大きい。常に最新であってほしい胃カメラも、サービス化の流れに乗ることを切に願う。

▼薬箱の胃薬は、利用期限が何年も前だった。腹痛が収まらないのは、そこが原因だったのかもしれない。世界初のサービス化とされる富山の薬売りを思い出した。(風)