新サービスを開始する、新たにキャンペーンを実施する、新しいシステムを導入する……。ビジネスの成長のためには、何か新しいことを始めることが必ず求められます。ただ、グローバルで企業向けに製品やサービスを提供している企業に取材すると、「日本企業では成功・失敗にかかわらず、事後に詳細なレポートを求められる傾向が強い」と言われることがしばしばあります。単純化して言えば、「グローバルでは、やってみた結果が全て。施策の効果が得られれば何の問題もなし、失敗したら諦める」なのに対し、日本企業は、問題がなかったとしても「分析レポートを提出せよ」と要求されるというのです。

 まさにこのような生真面目さが、日本の製造業における高品質などにつながっているのだと思われますが、一方では、レポート作成作業自体の負荷が高く、従業員が本来取り組むべき業務から時間を取られている、という声を聞くこともあります。月次会議の前日、報告書に貼り付ける大量のグラフを作るために、夜遅くまで残業でExcelをいじっている人の姿を見たことはないでしょうか。報告書がちゃんと活用されていればまだいいのですが、会議冒頭で配られるだけで、実は誰も見ていないという悲惨な事例も……。

 先日、ウェブプロキシのログ分析ソリューションに関して取材する機会がありましたが、説明を聞くと、まさにこれは報告書作成業務から担当者を解放し、セキュリティー向上という、本来のプロキシ導入の目的を果たすための仕組みだと感じました。あなたの会社では、担当者が必至になって作成している毎月の報告書、有効に活用されていますか?(日高彰)