8月最終週、米ヴイエムウェアがサンフランシスコで開催した「VMworld 2019」に参加しました。今回の目玉となった発表は、主力の仮想化基盤「vSphere」に、オープンソースのコンテナ管理技術「Kubernetes」を統合すること。従来の仮想マシンと、クラウドネイティブなコンテナの両方を、同じプラットフォームで管理・運用できるようにすることで、ハイブリッド/マルチクラウドの要となることを目指します。

 ヴイエムウェアといえば、スタンフォード大学をはじめとするトップクラスの研究機関の学生・研究者によって設立された、絵に描いたような先端的テック企業。1998年の創業からわずか20年で、エンタープライズITの世界で業界標準の地位となり、大手企業のCEOやCTOとの間でビジネスを直接展開するポジションにまで上り詰めました。

 同社は今回、基調講演の一部で、架空のアパレルメーカーのECサイトをサンプルアプリケーションとして取り上げ、さまざまな新機能のデモンストレーションを行っていました。講演の最後には、それまで画面に表示されていたTシャツをパット・ゲルシンガーCEOが着てステージに登場する一幕も。ビジネスの相手はジャケットを着た重役かもしれませんが、Tシャツ姿で仕事をしていた頃の、テッキーなマインドは今でも忘れていないというメッセージだったのかもしれません。(日高彰)