昔から本を読むのが好きで、子どもの頃はよく図書館に通っていました。何となく、図書館は「アナログな場所」というイメージを持っていたのですが、昔、母校の中学校を訪ねて、蔵書の管理方法が紙の貸し出しカードからバーコードに変わっているのを知ったときには衝撃を受けました。まだ誰にも借りられていない本の貸し出しカードに名前を書き込んで喜んだり、本を借りるたびに同じ名前を見つけて「この人とは趣味が合うな」と一人でにやついてみたり……。そんな楽しみがなくなるのは何ともさみしく思ったものです。

 とはいえ、図書館スタッフからすれば、数千数万の蔵書管理は重労働そのもの。アナログな作業がたくさんあるのであれば、少しでも改善していかなくてはいけません。

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が画像解析AIを活用した蔵書点検システムの開発を開始しました。撮影した書架の画像に写る書誌の背表紙からタイトルや著者名などを判別し、データベースと照合することで蔵書点検を行うという仕組みです。これによって、従来手作業だった作業負荷の軽減、効率化を図ることができるようです。(銭君毅)