テレワークの課題を「ザッソウ」で解決

 テレワークによって職場での会話が減ったことに、課題があると感じる人は少なくない。この何気ない日々の雑談こそがチームワークでは大切だと説くのは、テレワークを率先して取り入れてきたソニックガーデン創業者の倉貫義人社長の近著『ザッソウ~結果を出すチームの習慣』だ。

 組織運営で必要不可欠な「報告・連絡・相談」のさらにもう一段下の「雑談」がないと、「相談」に至るきっかけを失ってしまうと指摘。雑談と相談を組み合わせた「ザッソウ」を推奨する。家庭での会話の大半は取るに足らない雑談だが、そうした雑談が一切ない家庭は往々にして人間関係が疎遠になっている状況と似ているのかも知れない。

 本書では「髪切った?」など他愛もない会話から人間関係を構築し、チームの一体感を高めることに成功した実体験や仮想オフィスの運営手法、事例などを詳しく記述。もうワンランク上のテレワークを目指すリーダーが読むべき良書だ。(寶)
 


『ザッソウ~結果を出すチームの習慣』
倉貫義人 著
日本能率協会マネジメントセンター 刊(1500円+税)