▼マスメディアの報道がまた「コロナ色」に染まってきて、コロナ情報の波にかき消されている印象もあるが、大学受験が大きな節目を迎えている。今年から、従来の大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが行われる。

▼新たな共通テストは思考力や判断力に重きを置いた出題に変わり、平均点もセンター試験よりは下がるとの想定だ。英語は特に変化が大きく、リスニング問題の比率が上がるとともに、読解力や思考力が問われる問題が増えるという。

▼共通テストは近場で受けられるにしても、国公立の2次試験や私立の一般入試は状況が不透明だ。遠距離の移動が必要な受験生の不安は察するに余りある。不正防止にAI監督システムを導入してオンライン試験を実施すると発表した大学もあったが、基本的にはビジネス以上にオンラインでの対応は難しい。

▼新型コロナ禍という混乱の中で新たな試験方式に対応しなければならない学生の皆さんは気の毒だが、何とか冷静に持てる力を発揮できるようベストを尽くしてほしいと思う。大人たちも、ニューノーマル時代にあるべき入試の形を継続的に模索していく必要がある。(霹)