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「多層」に抜けていた「人」

2021/04/19 10:00





 組織のセキュリティの基本として「多層防御」が必要とされています。しかし、クラウドストライクの河合哲也ジャパン・カントリー・マネージャーは、多層にセキュリティ製品を導入すること自体に意識が向きすぎていないか、それを運用する「人」のことまでケアできているか、に懸念を示しています。

 どんな鉄壁を築いたと思っても、時間をかければいつかは突破される可能性がありますし、テクノロジーが古くなれば防御力は弱まります。攻撃者が多層を乗り越えるのに手を煩わせている間に対処をしたり、防御が十分かを見直したりする人がいなければ、高価なセキュリティ製品も宝の持ち腐れです。

 とはいえ、一般の企業が高度なセキュリティ人材を採用するのは容易ではありません。そこで同社では、専門家がログを分析する脅威ハンティングサービスを提供しています。製品とサービスを組み合わせることで初めて、本当の多層防御が実現すると言えそうです。(日高 彰)

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【Key Person】クラウドストライク ジャパン・カントリー・マネージャー 河合哲也
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