業務の自動化は次のフェーズへ向かっているように思います。RPAツールで定型・反復型の作業を自動化していた段階から、より広範囲で、より複雑な作業の自動化が可能となってきました。従来のRPAベンダーだけではなく、iPaaSのように複数のアプリケーションを連携・統合させるソリューションを扱うベンダーなども自動化市場の開拓を進めています。

 そのiPaaSベンダーである米ワーカートが日本法人を設立しました。3年間で日本市場に1億ドルを投資し、人材獲得やデータセンターの開設、パートナーエコシステムの拡大などを進めるそうです。会見でヴィジェイ・テラCEOが「日本は自動化技術の導入が最も進んでいる市場であり、顧客基盤は順調に伸びている。今こそ大きく投資をするタイミングだと考えた」と話した通り、各社の自動化市場の成長性への期待はかなり大きいのでしょう。

 自動化市場の盛り上がりに比例し、さまざまなソリューションが登場しています。どれにしようか迷うところかもしれませんが、まず、自社が何をどう自動化したいのかを考えることが重要になってくると思います。手元の業務フローを整理し、理想の自動化の在り方を考えてからツールの選定に移る。とても当たり前のことですが、トレンドに流されず、必要なものを見極めたいものですね。(藤岡堯)

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米ワーカート 3年間で日本市場に1億ドル投資へ 日本法人が発足、22年秋にDC開設も