PCの製造・販売で世界シェアトップのレノボ・グループ。日本市場でのビジネスの指揮を執るレノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長は年頭のインタビューで、「レノボの強みは事業規模を生かした価格競争力と、新しいテクノロジーをどこよりも早くお客様にお届けするスピードだ」と述べ、半導体不足の状況下でも製品供給に極力影響を出さないこと、そしてハイブリッドワークをはじめとする市場のニーズに迅速に答えていくことを宣言しました。

 インタビュー中、ベネット社長は「当社は研究開発、設計、生産、販売、サポート、サービス、全部日本でやっている。どこよりもドメスティックなメーカーだ」とも話していました。看板商品の「ThinkPad」はIBM時代に日本の大和事業所で開発され、現在も横浜の拠点で研究開発が続いています。旗艦製品の製造をNECパーソナルコンピュータの米沢事業場で、国内販売製品の修理を全て同群馬事業場で行うなど、NECとの協業でさまざまな拠点をフル活用し、NECレノボとして国内トップシェアを継続しています。

 もちろん、「どこよりも」という表現には他の国内メーカーからの反論が想像できますが、グローバルで巨大な事業を行いながら、日本でのローカルな取り組みにも強く力を注いでいることは間違いありません。海外と日本による合弁事業の成功例といえるでしょう。(日高 彰)

【記事はこちら】
【2022年 新春インタビュー】レノボ・ジャパン 顧客の成長に寄与するサービス提供者に