2022年は十干十二支の「壬寅(みずのえとら)」にあたります。二つの文字の意味を総合すると「厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となる」ことを表しているそうです。新しいものを生み出し、成長させる。言葉にするのは簡単ですが、実現は難しいものです。

 新インタビュー企画「Era」では、新しいものを生み出し、成長させようと取り組むベンチャーやスタートアップのトップに話を伺っています。登場いただいたトップの方々は、それぞれにさまざまな思いを抱き、挑戦を続けています。その言葉から、読者の皆さんが壬寅の年に飛躍するためのヒントを得ることができれば幸いです。個人的に取材から感じていることは、行動することの大切さです。思い立ったら即行動。それぐらいの勢いが現状を突破していくのかもしれません。

 例えば、自動記帳サービス「STREAMED」を提供するクラビスの菅藤達也CEOは会社員時代、海外事業に取り組みたかったのですが、会社が許してくれなかったため、週末に自費で海外を訪れ、現地の起業家らと交流したり、ビジネスの案件をつくったりしていたそうです。また、インドでの出張型の美容サービスを計画した際には、協力してくれる美容師を探すため、インドへの移住セミナーに参加し、そこにいる美容師らしき人に片っ端から声をかけたとも話していました。

 菅藤氏は平然と語っていましたが、なかなか真似できるものではありません。もちろん、ただ動けばいいということはなく、その前に考えるべきことを考え抜くことも必要だと思います。ただ、何か実現したいこと、やってみたいことがあれば、動かなければ始まらないというのは、一つの事実でしょう。菅藤氏に限らず、トップに立つ人たちは行動力に優れていると感じることが多々あります。同じようにはできなくとも、自分なりに行動を進め、成長を実感できる壬寅としたいものです。(藤岡 堯)

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課題解決の「仕組み」をつくりたい クラビス 代表取締役CEO 菅藤達也