今日は何の日

<今日は何の日>4月20日『珈琲牛乳の日』

2022/04/22 09:00

週刊BCN 2022年04月18日vol.1919掲載

時代に合わせてスタイル変化

 「コーヒー牛乳」と聞くと、紙パックや瓶に入った、しっかりとした甘さの飲み物を連想しがちだが、喫茶店などで提供される「カフェラテ」や「カプチーノ」も言ってみれば「コーヒー牛乳」である。子どもから大人まで、誰しもがそれぞれに楽しめる飲み物というのは、意外に少ないのかもしれない。「コーヒーはブラック派」という人でも、コーヒー牛乳を嫌いな人はあまりいないように思う。
 

 大手のカフェチェーンのメニューを覗いてみると、最近はコーヒーと混ぜる“牛乳”にもさまざまな種類があることに驚く。低脂肪乳はもちろん、脂肪分がほとんど含まれていないノンファットミルクも用意されている。

 代替乳では、定番の豆乳、ふやかしたアーモンドをすりつぶして作るアーモンドミルク、同様の手法で燕麦から作るオーツミルクがある。アレルギーや乳糖不耐症などの理由から牛乳が飲めない人だけでなく、味の好みや健康への配慮といった点で代替乳を選ぶ人も増えているようだ。

 混ぜる牛乳(代替乳)を変えれば、味わいは大きく変わる。たかがコーヒー牛乳、されどコーヒー牛乳。時代にあったスタイルで、これからも愛され続けるのだろう。(無)


由来
日本で初めてコーヒー牛乳を製造・販売した守山乳業(神奈川県平塚市)が2015年に制定。同社は1920年4月20日、王冠で栓をした瓶入りの「珈琲牛乳」を東海道線国府津駅で発売した。
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