トヨタ自動車がコンパクトスポーツカー「GRヤリス」で、性能向上を実現するソフトウェアアップデートをこの夏から提供するというニュースを目にしました。対象となるのは車のサブスクリプションサービス「KINTO」のユーザーで、無料のアップデートで車のトルクがアップするということです。

 以前から車でもソフトウェア更新が提供されることはありましたが、そのほとんどは不具合の修正で、今回のように基本性能をアップする取り組みは最近始まったばかりです。車載コンピューターのソフトウェアを書き換えることによる性能のチューンアップは、これまでマニアの間だけで行われてきましたが、将来的にはメーカーが提供する複数のソフトウェアから自分の好みのものが選べるようになるかもしれません。

 ストレージ製品大手のデル・テクノロジーズは今年、主力製品の「Dell PowerStore」に新バージョンのソフトウェアを提供し、読み取り/書き込みが混在する処理において最大50%の性能向上を実現すると発表しました。同社のITインフラ製品の技術者のうち85%はソフトウェア技術者が占めているといい、ハードウェアメーカーにおいてもソフトウェアの重要性はかつてなく高まっているようです。(日高 彰)

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デル・テクノロジーズ ソフトウェアでストレージ性能を強化 エントリー機種でも最大18.8ペタバイトに対応