料理に役立つ便利な使い方も

 気温が高い日は、冷たいものがほしくなる。ビールなどをきんきんに冷やし、既に夏モードになっている人もいるだろう。飲み物の温度や食材の鮮度を管理する上で、活躍するのが冷蔵庫だ。
 

 冷蔵庫が日本で使われるようになったのは明治時代とされる。当時は氷の塊を箱に入れて食材を冷やすかたちで、「冷蔵箱」や「氷箱」と呼ばれていた。一般家庭向けの電気冷蔵庫は1930年に誕生したが、価格が非常に高価だったことから、多くの人にとって高根の花といえる存在だった。

 その後、経済の発展とともに一般家庭に広がった。今では各家庭にあることが当たり前だが、50年代には白黒テレビや洗濯機とともに「三種の神器」といわれていた。

 日本電機工業会(JEMA)によると、主流の容量は、10年前は400リットル超だったが、最近は500リットル超と大型化している。鮮度を保持する独自機能が充実するなど、性能は絶えず向上している。

 冷蔵庫は、食材の保存などに加え、料理に役立つ便利な使い方もできる。例えば、冷凍室でつくった氷を厚めの布にひとかけら包み、鍋の中のあくをなでると、きれいに取れるという。料理好きの人は、ぜひ試してほしい。(鰹)


由来
冷蔵庫が最も活躍する夏に入る前に、冷蔵庫の点検方法や上手な使い方を知ってもらうと、日本電機工業会(JEMA)が毎年夏至の日を対象に制定した。