今日は何の日

<今日は何の日>10月10日『釣りの日』

2022/10/10 09:00

週刊BCN 2022年10月10日vol.1941掲載

奥が深い趣味

 縄文遺跡から釣り針が出土されていることから、国内の釣りの歴史はとても古いのが分かる。趣味として楽しまれるようになったのは、江戸時代からとされており浮世絵にも描かれている。

 日本生産性本部が発刊する「レジャー白書2021」によると、2020年の国内釣り人口は550万人となっており、1990年代のピーク時と比較すると3分の1まで減少した。趣味の多様化などさまざまな要因があるとしている。一方で、新型コロナ禍で密にならない娯楽として釣りを始めた人も少なくないという。

 海、川、湖など場所や季節によって釣れる魚は違う。加えて、目的の魚の特性に合わせ、釣り竿、餌、重りなどを変えるのはもちろんだが、時間や釣り場を吟味しなければならないなど、釣りはとても奥が深い。釣具店に行くと、釣り用品の多さに驚かされる。ただ、高価な釣具を揃えても、何も釣れないことがあり、これは釣りの「あるある」ではないだろうか。

 私は港町出身のため、幼少期から近所の防波堤で友人と釣りを楽しんでいた。大きな魚ではなかったが、今でも初めて釣れた時のことは覚えている。この数年は釣りをしていないため、今度、機会をつくって大物を釣り上げたい。(帆)
 


由来
1977年に全日本つり団体協議会と日本釣振興会が制定した。日付は、魚の幼児語「トト」と「1010」の語呂合わせから。
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