今日は何の日
<今日は何の日>9月3日「ドラえもんの誕生日(2112年)」
2025/09/01 09:00
週刊BCN 2025年09月01日vol.2073掲載
ITで近づくドラえもんの世界
「タケコプター」に「どこでもドア」。あったらいいなと思う「ひみつ道具」をポケットから出してのび太の窮地を救ってくれるドラえもんは、1969年の児童誌での連載開始以来、長年にわたって子どもたちに愛され続けている国民的キャラクターである。記者も子どもの頃アニメを見ていたが、今は小学生のわが子が大ファンである。連載開始時、ドラえもんは21世紀から来たとされたが、詳細な生年月日は定められていなかったようだ。現在は2112年9月3日が公式設定となっている。それでも、これから100年もない間にドラえもんがつくれるとは思えない。
大人になった今、記者が一番ほしいひみつ道具は、食べるだけでどんな言語でも自由自在に話せるようになる「ほんやくコンニャク」なのだが、ITソリューションの進化は、この道具に近い世界を実現しつつあるようにも思う。
先日取材先で、話した英語をAIが瞬時に日本語のテキストに翻訳し、その逆もしかりというデモを目にした。ドラえもんがわが家にやってくる可能性は低いかもしれないが、ほんやくコンニャクがなくても世界中の人と自由にコミュニケーションが取れる未来は、すぐそこかもしれない。(緑)

由来
ドラえもんの身長や体重などの設定は「129.3」で統一され、誕生日は下2桁から決めたとみられる。129.3は連載開始ごろの小学4年女子の平均身長から採用したと言われているが、公式な発表はない。
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