さくらインターネットは9月以降、「NVIDIA H200 GPU」と「NVIDIA Blackwell GPU」採用のマネージドスーパーコンピューター「さくら ONE」を提供しています。科学技術計算に最適化されているH200モデルとAI領域に特化しているBlackwellモデルからユーザーがニーズに応じて選択できるシステムで、幅広い計算需要に対応する高性能な計算リソースを国内から供給できるとしています。

　さくら ONEの大きな特徴として、計算環境の立ち上げから日常的な運用管理までを一括で支援するマネージドサービスであることが挙げられます。システム構築や運用の時間・リソースの負担はなく、すぐに高性能な計算環境を活用できるそうです。これまでの経験と蓄積したノウハウがこうした提供形態を可能にしていることが伺えます。

　同社は計算リソースを魚に例え、これまでの「高火力」シリーズは「丸ごと一匹のブリ」や「切り身」を売るようなサービスだった一方、さくら ONEは「お店で料理をすぐ食べられる状態」で提供するサービスだと、違いを解説していました。新メニューが店の繁盛につながるか、注目です。（下澤 悠）

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さくらインターネット、マネージドスパコン「さくら ONE」提供　LLM学習や研究開発、高性能計算が可能に