衛星ブロードバンドインターネットの「Starlink」は、地上のネットワークが届きにくい地域でもブロードバンド接続を可能にすることから注目を集めているサービスです。ただし、企業が実際に導入するには、VPN構築などの専門的なIT支援が必要になります。

　インターネットイニシアティブとIIJエンジニアリングは12月1日から、米SpaceX（スペースエックス）の認定再販事業者としてStarlinkの提供を開始します。キットの設置工事や無線LANの工事、VPN環境の構築など顧客の要望に応じたサポートやITサービスワンストップで展開するそうです。

　2社が参入することで、顧客にとって技術支援や価格といった面でStarlink導入における選択肢が広がります。ユーザーは、既に提供されている他社のStarlinkサービスも含めて比較した上で、より自社に適した方法で導入することができるようになりそうです。（大向琴音）

【記事はこちら】
IIJとIIJ-EGが「Starlink」を国内向けに提供へ