▼飲食店の予約をしようと電話をかけたら、応対に出てきたのはAIだった。最初は気が付かなかったが、自らAIであることを打ち明けてくれた。人数や日時を伝えたところ満席とのこと。お礼を言って電話を切った。
▼以前の自動音声は、案内を聞きながら問い合わせ内容に応じた番号を押して手続きを進めていた。目的の番号がすぐには分からず、じれったく思うことも少なくなかった。一方、会話でのコミュニケーションなら電話機を耳から離すことなく、直接目的を伝えられるので便利だ。
▼思ったよりもスムーズなやり取りに感心したが、一つ驚いたことがある。会話の中で「コース料理でよろしいでしょうか」との質問に、辞退の意図で「大丈夫です」と答えたところ、承諾したことになって話が進んだ場面があった。「(その提案で)大丈夫です」と、言外の部分をAIがくみ取って判断したのか、辞退の「大丈夫」を知らないだけなのか、興味深い。ともあれ、人が相手でも誤解を招く返答だったと反省した。
▼最近は、曖昧な問い合わせに対し、質問を繰り返すことで内容を明確にするAIもいる。AIが相手であっても、愛のある対応を心掛けたい。(駄)