▼先日、クリーニング屋に行くと見慣れないポスターが貼ってあった。見ると、区内限定で利用できる決済サービスの還元率アップを告知する内容だった。記者はそのポスターで住んでいる区に地域決済サービスがあることをはじめて知った。
▼クリーニング屋の店主に聞くと、最近導入したという。ただ利用者については、大手の決済サービスやクレジッドカード、現金での支払いが大半で、地域決済サービスの利用は期待したほど多くないと苦笑いしていた。
▼その地域決済サービスを調べてみると、利用方法は二次元バーコードを用いた一般的なもので、定期的な還元率アップのキャンペーンが実施されているなどメリットもあるのが分かった。しかし、チャージが一部のコンビニATMでしかできないなど、利便性は高いといえず、利用したいとは思えなかった。
▼優れた機能を搭載する製品やサービスだったとしても、使い勝手が悪いとUX(ユーザーエクスペリエンス)は低下し、利用は進まない。ユーザーの目線になり、求められるものを提供することが、ビジネスの成功のつながる大事な要素だと、1枚のポスターをきっかけに改めて実感した。(帆)