近代野球の誕生
野球の起源は、中世の欧州で行われていたバットとボールを用いたいくつかの競技が挙げられる。米国に伝わった後、1845年に「最初の野球規則」と言われる「ニッカボッカーズ・ルール」が制定された。
規則の内容は「3回空振りするとアウト」「3アウトで攻守交代」など20項目。このルールに基づき、公式の記録に残る史上初の試合が46年6月19日、米ニュージャージー州で行われた。180年前のこのタイミングが野球の近代化と言われているが、現在と違うルールも多い。21点先取制が導入され、打球はワンバウンドでもアウトになった。現在と比べると定められていない事柄も多かった。
数多くの変更を経て野球の姿が形成されたが、現在も変遷のさなかにある。投球間隔を短縮するピッチクロックや、ランナーが出塁した状態で延長戦を始めるタイブレークなど、時間短縮の動きが目立つ。
野球の黎明期である57年、21点先取制から9イニング制に変わった理由も、試合時間が長過ぎ、いつ終わるか予測できないからだった。いつの時代も時間に追われていことが分かるが、ファン心理としては、勝負の「間」を楽しみたいとも思ってしまう。
(潤)
由来
1846年6月19日、近代野球の原則となるルールに基づく試合が米ニュージャージー州で開催。このルールでは公式記録に残る初めての試合だったことから、記念日として定着したとみられる。