▼サッカー・ワールドカップ北中米大会で日本代表は決勝トーナメントに臨んだものの、ブラジル代表に惜しくも敗れた。とはいえ、グループリーグでは強豪のオランダ、スウェーデンと互角に戦い、ドイツ、スペインを撃破した前回大会以上に安定した強さを示した。
▼Jリーグ創設や、「ドーハの悲劇」にリアルタイムで触れた世代からすると、サッカーの「後進国」とも言えた日本が、南米や欧州の代表と渡り合えている姿は感慨深い。長期的な視点で計画を立て、着実に人材を育成できれば、はるか遠くに見える背中にもいつかは追いつける。そんな気がしてくる。
▼IT領域でも、日本は「デジタル後進国」と呼ばれている。確かに企業は紙やはんこの運用が多く、業務フローも対面を前提とした非効率的なものも残っている。デジタル人材の不足も大きな課題だろう。
▼ただ、裏を返せば、伸びしろが十分にあるということだ。いわば、Jリーグ設立前夜の日本サッカー界である。ITベンダーには「サポーター」として、発展を後支えしてほしい。適切なプランの下、一つ一つ階段を登ることで、世界に肩を並べる日はそう遠くないと信じている。(無)