検証ECビジネス ネットショップのその後
<検証ECビジネス ネットショップのその後>第7回 サクセス
2002/08/12 16:51
週刊BCN 2002年08月12日vol.953掲載
サクセスは、ネットショップ「サクセス・インターネット通販」を、主力ビジネスとして位置づける。営業部・谷口怜課長は、「サイトの売上高は、全体の6分の5を占める」と、好調ぶりを示す。サイトビジネスを開始したのは1999年11月。同社の設立が99年9月で、「知名度を上げるため、さまざまなことに挑戦するという意味合いでサイトを立ち上げた」と振り返る。 開始当初は、知名度がなかっただけに、アクセス数も現在の100分の1程度だったという。今は1日平均で3万ページビューに達する。商品数は約6000アイテムを揃える。構成比は、パーツと周辺機器がそれぞれ40%で、パソコン本体が20%。パーツの売上高が5割を占めており、液晶ディプレイなども売れ筋だ。
ネット通販が主力 売上高の6分の5占める
ユーザー層は、男性が大半で、年齢層が20-60歳代と幅広い。30歳代が50%を占め、60歳代が約1割となる。以前は上級者層の購入が多かったが、「問い合わせメールの質問で、パソコン用語を教えて欲しいといった初歩的な内容が多いことから初心者層の購入も増えている」としている。地域別では、関東圏と関西圏で5割以上を占める。谷口課長は、「ネットショップの売上高が上がると、実店舗の売上高も上がる。消費者は、サイトを見て実店舗にも行ってみようという意識が出てくるのではないか」と分析。「実店舗があるということも信頼性の点でメリットとなる。サイトと実店舗の双方があったからこそ、相乗効果でビジネスが拡大した」と強調する。
今後は、新規顧客の開拓として、法人市場を視野に入れる。「ハードウェアの設置に取り組めるような体制を整えていきたい」意向だ。顧客数を増やす策については、今年度中に品揃えを1万アイテムに増やす。また、サイトで配信する「やさしい基本用語」コーナーを、「各製品の解説だけでなく、『ADSLを快適に使いこなすにはどうしたらいいか』といった疑問にも参考になるコーナーに仕上げる」という。昨年度の売上高は、全体で約51億円。今年度は約80億円の売上高を目指す。(佐相彰彦)
サクセスは、ネットショップ「サクセス・インターネット通販」を、主力ビジネスとして位置づける。営業部・谷口怜課長は、「サイトの売上高は、全体の6分の5を占める」と、好調ぶりを示す。サイトビジネスを開始したのは1999年11月。同社の設立が99年9月で、「知名度を上げるため、さまざまなことに挑戦するという意味合いでサイトを立ち上げた」と振り返る。 開始当初は、知名度がなかっただけに、アクセス数も現在の100分の1程度だったという。今は1日平均で3万ページビューに達する。商品数は約6000アイテムを揃える。構成比は、パーツと周辺機器がそれぞれ40%で、パソコン本体が20%。パーツの売上高が5割を占めており、液晶ディプレイなども売れ筋だ。
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