店頭流通

エイデン 3月に低価格パソコン発売

2003/02/24 17:00

週刊BCN 2003年02月24日vol.979掲載

 エイデン(岡嶋昇一社長)は、低価格のオリジナルパソコン「CompMart E-GG(コンプマートエッグ)」を3月7日をめどに発売する。パソコン市場が低迷するなか、低価格パソコンをラインアップに追加することで来店者数を増やす構えだ。

2か月で3000台の販売見込む

 「コンプマートエッグ」ブランドは、3機種を用意する。価格は、セレロンのスリム型モデルが3万9800円、ペンティアム4のタワー型モデルが5万9800円と7万9800円。パソコン専門店の「コンプマート」全店舗で販売する。商品は、アロシステムの子会社であるエムヴィケーから仕入れる。

 犬飼正宏コンプマート営業本部長は、「発売開始から2か月間で3000台の販売台数を狙う」と意欲的だ。

 同社では、ホワイトボックスやBTO(受注生産方式)パソコンなどの販売も展開している。低価格パソコンの販売に乗り出す理由については、「パソコン専門店の特性を生かすためには、低価格モデルを追加することが重要だと判断したため」と強調した上で、「既存の来店者数を維持しながら、買い替えや買い増し需要の来店者数を増やしていく」という。

 最近では、ソフマップやラオックス、九十九電機などをはじめ、ショップブランドのオリジナルパソコンを切り口に低価格パソコンを販売するパソコンショップが多い。パソコンの家庭普及率向上にともない、買い替えや買い増し需要が増え、用途にあったパソコンとしてオリジナルパソコンを購入する傾向が高くなっている。

 犬飼コンプマート営業本部長は、「コンプマートに来店すれば、メーカー製のパソコンを含め、さまざまなパソコンが購入できることをアピールしていく」としている。
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